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深大寺A邸

建 築 地 :東京都
主 用 途 :専用住宅
構  造 :木造
規  模 :地上2F
竣 工 年 :2014年3月
   

■家族が集まる・友人たちが集まる お施主さんからまず言われた要望は、家族や親類、友人たちが大勢集まって楽しめる家にしてほしいということでした。音大出身の奥様がピアノを弾き、ご夫婦の友人たちがしょっちゅう大勢集まりまってワインなどお酒を楽しみます。ピアノを聴きながらそれぞれの人たちがそれぞれの居場所を持てるように、階段の踊り場や、リビングに上がるステップに人が座ってピアノのまわりを囲めるようにしています。 ご夫婦はアウトドア好きでもあり、ダイニングから続くテラスではバーベキューをする予定です。テラスには水盤があり、お湯も出るようにしていますので、ちょっとした足湯として楽しもうなどとも話しています。 水盤も腰かけてちょうどよい高さに作っていますので、水を抜いてバーベキューコーナーとしてもよいとも考えています。 ■趣味の場所 玄関収納には靴やコート、傘だけではなく、大量のアウトドアグッズが入ります。ご主人の趣味であるサーフボードを置くスペースもあり、ショートボードを立てるスペースがあり、ロングボードは壁にディスプレイできるようにしています。玄関スペースを広く土間にしているのは、これらアウトドア用品やサーフボードを手入れしたりする、ご主人の作業場としても考えているからです。 土間スペースの吹き抜けの高いところに採光通風窓を設けています。その窓を開けたり掃除をするためのタラップが壁に取り付けられていますが、すでに子供たちの格好の遊び場になっています。階段は採光の邪魔にならないように軽いイメージで作っているのですが、ここもやはり子供の場所となります。階段に座って彼らはここで勉強するんだと楽しそうに話しています。ご主人の趣味のスペースと同じ場所にありますので、ここも家族の集まる場所となるでしょう。 ■集まるキッチン キッチンは約4メートルの連続したカウンター。奥のスペースは奥様の作業スペースです。 そこからは窓越しにテラスも見え、子供たちが遊ぶ姿や、友人たちが楽しむ姿を見ることができます。 ご主人も友人が集まった際には、ここでピザを打つとのこと。そのためにもカウンターは石質のカウンターとしています。友人たちも作業に加われるよう、カウンターの通路幅を約1mと広めにしています。ダイニングに面した部分のキッチンカウンターの幅を1mと大きくしてここも、スタンディングバーとして使えるようにしています。 ■南を閉じる 普通に考えれば敷地の中で建物を北側に寄せ、南側に窓を多くとって開くところかでしょう。しかしそれでは南側の隣家をいつも見ながら暮らすことになり、また、街並みに対して圧迫感を与えてしまうことになります。そこで思い切って南側に建物を寄せ、東側に大きな窓、西側には西日の直射を避けるスクリーンウォールを立てて内側に窓を設けました。 窓の位置を十分に考えることで、南側を閉じても一日中明るい家にすることができました。 二階の和室と寝室にはスクリーンウォールでコントロールされた光が柔らかく差し込みます。 リビングの窓は通りを歩く人と目線が合わないようにするために少し高い位置に横長のスリットとしています。道行く人からはリビングの天井しか見えません。リビングの床の高さを高くしているので、リビング側からはちょうど目線の高さが窓の位置にあたります。その窓の先にはお向かいの植栽。小さな工夫ですが、開放感を与えてくれます。 ■外壁 外壁は1階と2階で大きく材料を分けています。2階は樹脂塗料の吹き付け。1階はガルバリウム鋼板スパンドレルをランダムに並べて動きをつけています。

 

http://www.le-paradis.co.jp/